■期間 7月17(月)~8月26日(土) 6週間
■主な講習内容
・次回の試験範囲までの先取り (通常授業分で実施)
・上記内容の受験レベルの対策 (追加講習の目安:1教科2〜3回)
・通常授業で実施してない教科の対策 (追加講習の目安:1教科2〜3回)
・前回の試験範囲の復習 (追加講習の目安:1教科2〜3回)
・英語、国語の読解問題の受験対策 (追加講習の目安:1教科2〜3回)
・数学、理科の計算問題の受験対策 (追加講習の目安:1教科2〜3回)
・小論文・作文対策・読書感想文 (追加講習の目安:3〜7回)
※追加授業0回の場合は通常授業の回数分の実施となり実質的に講習はなしとなります。ただし、その場合も「日程調整表」を提出いただき、日時を指定いただく必要がございますのでご了承ください。)
■授業形態
授業回数と授業日時を選択いただく形となります。
■講習料
※塾生以外 1回90分 8000円
■お問い合わせ
【問合せ】
メール:メール gakusyucoach1@gmail.com
住所 神奈川県川崎市中原区新丸子町736-1戸川ビル2階
アクセス 東急東横線 新丸子駅から徒歩1分 武蔵小杉駅から徒歩6分
【講習例】
例えば講習でよくある読書感想文の対策のポイントをお伝えします。
●ポイント1 あらすじは最後に書く
最初にあらすじを書き始めると感想文のほとんどがあらすじとなり内容が薄くなります。
●ポイント2 ここのに残った場面だけにスポットを当ててそこを深掘りする。
読書感想文のポイントはその本を読んで、「どう思ったのか」「なぜそうもったのか」「そこから何を学んだのか」「それをどう活かすのか」という新しい発想の発見、自分の体験と合わせた教訓などの学び、自分の発見です。
ですので、その本全体の漠然としたメッセージではなく、ある特定の場面にスポットと当て、上記のポイントを自分の体験とともに述べることで意見が深まり、いい読書感想文になります。文章全体に対する感想があれば書いてください。なけれあば大丈夫です。
●ポイント3 構成までは大人と一緒に進める。
子供に「本を読んで感想を書くのが感想文だ」といって、いきなり書かせても、ほとんどがあらすじだけの感想文となり、国語力もつかなければ時間もかかり、無駄です。最初は失敗ながらなんとかやってみるものだという考えもあると思いますが、私は正しい指導なしで練習するのは時間の無駄だと思います。
読書感想文で何が必要でどう言った構成で書くか、型に当たる部分までは大人が教えてあげたほうがいいと思います。その後、どこの場面で心がひかれたか、なぜそう思ったのか、当ことは本人が考えるべきですが、それまではある程度の指導が必要です。
読書感想文をただのやっつけ仕事で終わらさず、新しい自分の発見の機会として欲しいと思います。一度、指導者と一緒に考えるとその後はどういうところに注意して読めばいいかがわかるので、是非一度お申し込みいただければともいます。
読書感想文サンプルです。↓
読書感想文「モモ」著 ミヒャエル・エンデ
町外れの円形劇場に迷い込んだ不思議な少女モモを街の人たちはみんなで世話をすることになります。モモは聞き上手で街の人たちの相談役として仲良くなります。そこに時間貯蓄銀行を運営する灰色の人たちがあらわれ、街の人たちの時間を奪っていきます。
異変に気がついたモモが灰色の人たちから奪われた時間を解放するために奔走するという物語です。
私が心にのこった場面は2つあります。1つは4章で道の掃除をするベッポがモモに
「とても長い道路の掃除を受け持つ時におそろしく長くてこれ以上とってもやりきれない、こうおもってしまうが、一度に全部のことをやろうとせずに次の一歩のことだけ、いつもただ次のことだけかんがえてみな。すると楽しくなってくる。楽しければ仕事がうまくはかどる。これが大事なんだ」というセリフです。このセリフから私は、将来のことについて悩みすぎずに、今の目の前のことを楽しむことが結果として将来うまくいくという考えを持つようになりました。
私自身、中学、高校、大学が終わって仕事につくまでに自分がやりたい仕事を見つけることができるかという不安があります。ですが、遠い将来の不安を考えるより、今目の前にあるやるべきことを一生懸命やること、そしてそれを楽しむことが大切なんだと考えがあることに気がつき、気持ちが楽になりました。
2つ目は12章のマイスターホラとモモとの時間に関する会話です。
時間どろぼうからどうすればこれ以上時間を盗めなくできるかモモがマイスターホラに尋ねたことに対して「人間は自分の時間をどうするかは、自分できめなくてはならない。だから自分で時間を盗まれないように守ることだって、自分でやらなくてはいけない」
という会話があります。また、そのあとにモモが時計について尋ねたことに対して
「時計は人間ひとりひとりの胸のなかにあるものを、きわめて不完全ながらも真似て象ったものだ。人間には時間を感じとるためにこころというものがある。そしてもしその心が時間を感じ取らないようなときには、その時間はないもおなじだ」
とあります。ここでは時間について、本文では、時間と心は同じようなもの、そして、心がない時間はないも同じという解釈です。この時間の解釈は、全ての人に平等に存在するものであり、時間が止まらない限り「ないも同じ」ということにはならいという点から、私が考える時間の解釈と少し違うと思いました。
そして、心がない時間とはなにかも考えました。宗教などにある瞑想では無心にすること、つまり、あれこれ考えないことはリラックスの効果を生み、良いこととされています。ですので、ここでいう「こころがない」ということはただ考えない無心の状態ではないと思います。では「心がない」ということをどう捉えるのか、前の会話の「時間は自分で決めるもの」という内容からここでは心とは「自分で決めたという決心の心」という解釈なのかなと思いました。街の人たちが時間泥棒に預ける時間も、私たちが普段無駄だと感じる時間にも言えることは、その時間を自分で選び決心したかという点かと思います。
さらに、生活に余裕を与える余裕や娯楽との付き合い方も考えました。映画を見たり、音楽を聞いたり、遊園地や旅行に行ったり、スポーツ観戦をしたりする時間は自分で選んだという決心の心があまりないように思います。しかし、その時間は「ないも同い時間」であり、無駄な時間だとは思いません。では「余裕と娯楽」と「勉強と仕事」のバランスはどれくらいがちょうど良いのでしょうか。1つは結果を出すという基準があると思います。どんなに娯楽の時間が長くても結果を出せばやるべきことをやっていたということがわかります。しかし、努力しても結果がでない時もありますし、結果が出なかったことがきっかけでその後もっと頑張ってその次に大きな結果が出ることもあります。だから私は反省が大切なのではないかと思います。休憩しすぎていないか、ただボーっと過ごしていなかったか、それを考え反省し改善し続けることが大切だと思います。中学受験でもそうでしたが、テストの結果は出る時も出ない時もあります。結果がでる人が優秀で出ない人がダメということでもないと思いました。休憩し過ぎたら次からはアラームを設定したり、計画表を作ったり対策をする、そのようにして毎日ちょっとずつ反省して改善することが大切だと思いました。
最後に、この小説は仕事やお金など、目に見える価値に振り回わされて人間本来の価値や豊かさを忘れていなかいか、ということが根底のテーマにあると思います。
「モモ」を読んで、将来のための勉強の時間と友達や家族と遊んだりおしゃべりしたりする時間、どちらに価値があるのか考えました。そして、私にとって価値や豊かさは何かを考えました。
「モモ」中で時間貯蓄銀行に預けられた、家族や友人と過ごすたわいもない時間は、大人にとって無駄で価値がないように思われる時間でした。
しかし、このような時間がなくなると街がおかしくなり、ギスギスしました。
一見無駄な時間に思われることも、人間関係をよくしたり、相手の知らない部分やまた自分自身の発見あるなどの価値がそこにはあるように思います。
しかし、働いたり勉強したりする時間も当然価値があります。働く人がいなくなったらお店で買いものできないし電車も乗れません。家を作る人もいないし、電気を供給する人もいません。私たちの社会は仕事をして働く人がいなくなれば教育や娯楽どころか生活に必要な衣食住もままならないです。
大切なことは自分の得意を活かせる仕事をすること、より楽しく、前向きに働けるように努力することだと思います。
将来のための勉強は選択肢を増やしますが、増えた選択肢の中から不得意の分野や楽しくない仕事を選んではその意味は薄いように思います。
私たちは、勉強だけでなく、自分は何か好きで何が得意か、相手は何か好きで何が得意か、自分や相手のことを知ることが大切で、たわいもない雑談や友達と遊びに行ったり、趣味をしたりすることもそういう意味で価値があるのかなと思いました。
当塾の入賞例
・読売新聞小学生作文コンクール 佳作 2022年 小5
・川崎市小学生作文コンクール 最優秀賞 2023年 小6