【子供の教育を考える親の勉強会のお知らせ in 武蔵小杉】
●場所 パークシティ 武蔵小杉 ザ ガーデンタワーズイースト 2F
●日時 2022.7.3(日)10:00-11:30
●テーマ 進学塾では言えない高大接続改革の落とし穴
●概要説明
ニュースで「センター試験廃止」と耳にしたのは数年前でしょうか。それは高大接続改革という戦後最大の教育改革と言われる改革の一部です。高校生以下の学生はその改革の中でに学生生活を過ごすのでその影響は必ず受けます。ですので、それがそういうもので何に向かっているかのということは把握することはこれからの選択や判断において有益だと思います。
端的にいうと、現在の日本教育が抱える問題はとても複雑です。
その根底にある原因は『学校の勉強』と『受験』の難易度の差が大きすぎることにあります。だから『学校の勉強をしっかり頑張っても受験では結果がでない』という矛盾が起きます。
その原因は日本の大学の入試が研究者として必要な論理性といったスキル面を重視していることにあります。それがいわゆる詰め込み教育の原因です。それでは考える力や人間性が育たないといって行った教育改革がゆとり教育であり失敗に終わります。ゆとり教育で解決されなかった詰め込み教育による思考力、考える力の低下の問題を解決するために行われている改革が高大接続改革です。この改革はゆとり教育の二の舞にならないように世界大学ランキングでトップ15位までを独占する欧米の大学入試を参考にしようとしています。ちなみに大学の世界ランキング(60%が研究成果によって決まる)おいて、東大が35位、京大が65位です。欧米の大学は日本のような難しい一般試験はありません。その反面、面接や小論文による人物評価重視の入試です。高大接続改革はセンター試験廃止、4技能の英検の採用などいろいろ実施していますが、全体的には知識や技能だけの局所的な評価である一般入試から、人物を総合的に評価する推薦入試を重視する方向にシフトしようとしています。
しかし、どうでしょうか、一般入試を簡単にしたり、なくすということは、学習指導要領を減らすということで、それってゆとり教育の時と同じではないでしょうか。ゆとり教育で失敗した経験がある日本はその選択肢はないと思います。つまり、高大接続改革は今まで通りの学習内容に追加する形で人物評価の要素が入ってくるということになります。現にセンター試験から共通テストになって記述式が増えた分、難易度は増したと言えます。つまり、今の子供たちは学校や塾でタイトに勉強しながら、これからさらに重視されるであろう人物評価に対応するために人間性やパーソナリティを伸ばす勉強やトレーニング、具体的にいうと記述式の問題や小論文や面接対策も必要という環境にあると言うことです。
つまり、私たち親は「勉強」と「人間性」どちらをどれくらいの割合で伸ばすかを考えた上で塾や習い事などでどのようなスキルや体験を積ませるかを考える必要があるのです。
特に意識改革が必要な生徒は一般入試しか考えていない進学校や進学塾に通う生徒、いわゆる勉強ができる生徒だと思います。進学校では推薦入試で受けることがある意味「逃げ」の選択肢であるかのような風潮があります。それは推薦入試の方が一般入試より定員が少ないので勉強ができる子は一般入試で受験して勉強が苦手な子のために推薦入試の枠を開けといてあげるという一種のゆずり合いの精神が存在し、同じ高校でも総合クラスは基本的に推薦で行き、進学クラスは推薦の枠を使わないで一般で行くという原則がある学校もたくさんあります。しかし、これからはどうなるかまだわかりませんが、少なくとも高大接続改革は人物評価を重視する方向なのでいわゆる勉強が得意な生徒も推薦で行く方向性も考えておくことも必要だと思います。
具体的に何を考えるべきかということは少し長くなりますので当日お話できればおと思います。
興味のある方は下記のLINE公式アカウントからお申し込みいただければと思います。
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